両下肢の痛みと痺れおよび左足の裏の痺れ感
○来院までの経緯 (50歳代 女性)
■10年前
前屈の姿勢をすると腰が痛くなる。近くの医院でレントゲン検査の結果は、「特に骨には異常はないです。」とのことだった。
■7年前
左右の臀部から大腿部、下肢の裏側にかけて痺れを感じるようになってきた。病院の検査の結果は以前と同じく、「特に異常なし」。
■2年前
両足の裏側だけでなく、左膝の側面に痛みが出てきたため、病院でMRI検査を実施したが、検査の結果は、やはりその時も「特に異常なし」とのことだった。
■1年前
左膝の外側の側面が痛いため、別の病院でもう一度レントゲン検査を実施したが、結果は同じで「特に異常なし」とのことだった。
■現在
歩行が少し困難で両下肢に痛みと一部痺れがある。特に左足は足の裏にまで痺れがあって辛い日々が続いている。
○既往症
約10年前、多発性硬化症と診断
○治療希望部位
(1) 両足裏側の痺れ感(特に左側)
(2) 左膝関節外側の痛み
○来院のいきさつ
何度レントゲン検査しても異常なしと言われ、治療方法がないとのことだったので、何か良い情報はないかと思い、インターネットで検索していたところ、当院のページに行き当たって来院。
○治療経過
■平成16年6月19日(初日)
- 初診来院時は院内を歩くのも辛そうな様子。

- まず約30分間、問診とカウンセリングを実施。
- 痛みと痺れ箇所が多岐にわたっているため、まず左側だけの治療から開始することとした。治療箇所は左膝関節部・左C1γ・左S1,2及び左足Setの4箇所、なお加療を要する左股関節部に関しては次回来院時に治療することとした。
■2回目
- 前回の治療に左股関節部の治療を付加して加療。始めは押した時に痛そうな表情だったが、「この痛みと痺れが治ると思えば、どんなことだって我慢しますよ。」とのこと。確かに治療箇所が多いため、マイナスイオンによる無痛治療とミックスで治療を実施することとした。痛みはかなり軽減しているが、まだ痺れ感は残っているとのこと。
■3回目、4回目、5回目
- 前回と同様の治療を実施。
■6回目
- ここまでの治療で左膝関節外側の痛みと左足の痺れは殆ど消滅した。 しかし左ほどではないが右足にも痺れがあるため右の治療に移行することとした。今まで10年近く苦しんできて、どこに行っても「異常なし」と相手にしてさえもらえなかった痺れが楽になり、「こんなに嬉しいことはありません。」と心から有難いという表情を浮かべていた。
○特記事項
足の痺れの多くは腰が原因の場合が多い。しかし、この方の場合は、どこの病院に行って検査をしても「異常がない」と言われたことは興味深い。「異常がない。」のではなく「異常はあるが発見できない。」というのが正しいのだろうが、いずれにせよ西洋医学の場合、異常が見当たらない場合は治療することが難しい。遠絡療法の場合、例え原因は分からなくても症状が明確であれば治療は可能である。 そしてその治療は決して単なる対症療法ではなく、原因療法の重要な一部であるということである。