右腕の痺れと舌の痺れ【症例のご紹介】

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右腕の痺れと舌の痺れ


○来院までの経緯 (26歳 女性)

平成18年夏から右腕(上腕〜指)が痺れ、徐々に力も入らなくなった。近医にて頚椎椎間板ヘルニアと診断されたが、ブッロク注射は無効。リハビリで痺れは7割程改善したが、肩甲骨部に痛みが出てきた。

平成19年夏からは右股関節のつっぱり感、右足指の痺れも伴うようになった。以前より偏頭痛もある。当クリニックの患者様のご紹介により来院された。


○治療経過

■初診

右腕(上腕〜指)の痺れ、肩甲骨部の痛み、右股関節のつっぱり感、右足指の痺れ、偏頭痛と治療部位が多いため、まずは右腕の痺れを治療することとした。

右手の握力を計測すると、9 kg しかない(左は 35kg )。手を繰り返しグーパーすると痺れが悪化した。

素直な性格で、院長の説明にも明るい表情で耳を傾けておられたが、治療が始まると「うぅ、痛い・・・。でも我慢できます。」と顔を赤くして耐えておられた。

治療は約 10 分で終了。右腕の痺れを確認していただくと、「今はまったくありません。」とのこと。手をグーパーしても痺れは戻らず、握力は 15kg まで回復していた。

■3回目

2日前から舌の痺れを感じると訴えられたので、味覚検査したところ、舌左半分に味覚低下が認められたため、神経内科にて精査を勧めた。

■4回目

精査の結果、 MRI や神経伝導検査では異常は認められず、「気のせいじゃないの?」の一言で片付けられてしまったとのこと。今までの右腕の治療に舌の痺れに対するポイントも追加して治療した。

 

その後、治療の刺激にも慣れたため、足の痺れも治療に加えて継続した結果、9回治療した時点で、右腕の痺れ(上肢)・舌の痺れ・足の痺れは、ほぼ消失。右手の握力は 25kg まで回復した。 「こちらのクリニックで治療すると、1 つずつ症状が消えていくんです。」と明るい表情で先生に感謝しておられた。


○特記事項

「気のせいじゃないの?」とか「ストレスでしょう。」、はたまた「歳だから仕方ないね」などの無責任な一言で片付けてしまう医療関係者は残念ながら少なくない。そして、その言葉の被害者となる患者はその数百倍はいるだろう。患者様が発信する様々な信号を的確に受け取って診療したいものである。

筋力が低下しないように日常生活で積極的に右腕を使っていたとのこと、ご本人の努力もうかがえる症例である。



お問合せ
本事例に関するご質問または似たような症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽に下記のメールアドレスへご連絡ください。
ginza@painless-clinic.com