帯状疱疹後神経痛による爆弾が破裂したような右側腹部の痛み
○来院までの経緯 (60歳代 女性)
約30年前から右側腹部の痛みがあり、その後ありとあらゆる治療を行った。ペインクリニックにも通院したが、右側腹部に爆弾が破裂したような痛みが走り、かえって一段と悪化したようだ。今は腹部に衣服が当たっただけでも痛い状況となっている。
○治療経過
「お願いします。もうどうしていいか分からなくて、本当にずっと痛くて痛くて、治してください。お願いします。」と拝まんばかりのご様子であった。痛みのある箇所を確認したところ、うっすら帯状疱疹のあとがあり、この痛みは帯状疱疹後神経痛であると説明し、これは一生お付き合いしていかなくてはならないが、「痛み」そのものは取ることができますよと説明した上で治療を実施した。
治療後に痛みの状況を確認すると、ご本人の顔がパッと明るくなり、そしてまた涙、涙・・・。でも今度はうれし泣き。
今日までどこの病院に行っても何も言ってくれず、ずっと内臓からくる痛みだと思っていたらしい。原因も分からず、痛みだけは悪化し、自分でいいと思われるところへは全て行って治療を受けたが、結局は治らずじまい。不安と痛みでとにかく辛かったようだ。その痛みが一瞬で消え去り、なにか気が抜けたような感じと嬉しさで・・・、涙が止まらない様子だった。