本症例の女性は、帯状疱疹後神経痛と診断されてから10年間、様々な病院を訪ねて注射や鎮静剤を試したが、これといった改善が得られぬまま激しい痛みに長年苦しんでこられた。
治療を開始してから「ぐっすり眠れるようになったのが本当に嬉しい。」・・・と話されたのがとても印象的であった。
帯状疱疹後神経痛 (Postherpetic neuralgia)による左脇から上腕後面の痛み
平成元年に糖尿病発症
左後背部の痛み、左側胸部の痛み、左前胸部の痛み
左胸部に帯状疱疹発症。皮膚科受診にて帯状疱疹と診断される。約1ヶ月で帯状疱疹は消失したが、左脇から上腕後面の痛みが残り、帯状疱疹後神経痛と診断される。
その後、ペインクリニック等で鎮痛剤、ブロック注射等の治療を受けるが、10年間痛みの改善はみられなかった。
初診2日後に痛みが元に戻るが、夜間に感じる痛みは軽減した。治療後、痛みは治療前の半分位に改善された。
再診後の2晩は痛みが軽く、良く眠れた。
8日間の内、1晩だけ痛みが再発したが、普段感じる痛みの程度は治療開始前の半分位に保たれている。
その後、週1回のペースで継続治療中。初診時から上腕後面の痛みが最も取れにくく、この治療ラインに対しては季節の治療を行うことにした。