左耳のザーザーという耳鳴り(耳管閉塞による滲出性中耳炎)
○主症状 (50歳代 女性)
左耳のザーザーという耳鳴り。(就寝時に特に強調される。)
○既往症
10年前〜気管支喘息(現在:予防薬吸入等にて治療中)
○現病歴
■平成17年11月
風邪をひいた後に左耳のザーザーという耳鳴りとともに聴力が低下し、耳鼻科にて耳管閉塞による「滲出性中耳炎」と診断される。
■平成17年12月
鼓膜チューブ治療により聴力低下は改善したが、「ザーザーという耳鳴り」は改善しなかった。
○治療経過
■初診時(平成18年1月6日)
遠絡療法による治療後、ザーザーという耳鳴りがいつもより強く感じられた。
■再診時
- 翌日から2週間で7回治療したものの「耳鳴りがかえって強く聞こえる」との事であった。
- 2週間目位から耳鳴りの音が「ザーザー」という音から「キーン」という音に変化してきたとの事。
- 同治療をその後週2回ペースで実施する。。
- 治療開始1ケ月後から耳鳴りが改善し始め、現在は「殆ど気にならない程度」に軽減している。
○特記事項
耳鳴りには様々な原因・病態があり難治性のものも多い。しかし本症例のように「器質的な原因」が はっきりしていても、治療後に明らかな変化が現れる場合は、遠絡療法の適応症例と考えられる。